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2025-06-27 08:28:00
今朝の朝日新聞は、11頁に、頁全部をとって、佐伯氏とかいう思想家(文明批評家か)の「日本の戦後80年」を論評するぶち抜き記事を出した。この文章は、1970年に出た江藤淳という思想家(この人も文明批評家?いや文芸批評家か)が発表した文章に全面的に依存してモノを言っている。いわく、戦後80年の日本の歴史は、「ごっこごっこ」ばかりのごまかしで明け暮れた、と。日本が米国と言う大国に政治的・経済的・金融的・社会的・文化的、なかんずく軍事的、に依存しながら、(つまり米国の51番目の州のような現実だったというのだ)あたかもそのようなことがないかのように装って、偽りの独自性を貫いているふりをしてきた、と。/してみれば朝日新聞も、新聞ごっこをしてきただけだ、と暗に自認しているわけだ。そもそも「穏やかな」社説のすぐ横に、他人に書かせた「大?」論評を載せる不見識が、それを示している。/大論評の結論は、日本人よ(特に野党の方々よ)、いまこそ日米安保体制を離れた見識と政治行動をお示しあれ、としている。/私見では、野田・立憲民主党はだめのようだな。野田党首の最近の言動は、政府に対して、穏やかに、穏やかに、という感じだ。それとも私の眼は節穴だったかな。ナニどの党派でもよい、どういう日本人でもよい、この「大論評」に向かったらよい。/スポーツ・ニッポン紙の社会欄は今日は文字通りの社会欄に徹した。仕方ないじゃないの。大朝日に比較しようというのがそもそも無理だった。