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2025-06-15 12:17:00
6/14Reuters配信。「米政権、農場やホテルでの不法移民摘発一時停止を指示、米紙報道」。トランプ氏が、農業部門(養殖場と食肉加工業を含む由)やレストラン、ホテル産業での不法移民摘発を原則一時停止するよう12日に指令したそうだ。NYT紙が6/13に報じた由。これは、最近の政府の移民問題取り扱いの乱暴さに抗議する国民的デモの盛り上がりで、今日なぞ、陸軍創設記念日といういわば国家的祝日に、全米数百万人の街頭デモが行われたというような前代未聞の騒ぎに、トランプ氏も考えたに相違ない、これから秋にかけて次期の大統領選挙に備えた政治活動が必要になってくるが、大衆的人気を失ったことが明瞭になってくると、いかに仮想通貨元年で規制撤廃に成功していても、自分が十分にその利益を稼ぎ出すより早く、自分が政治的に「レームダッグ(政治能力が無力化した人間)」になるのではないかと危惧したのだろう。(ちなみにこの指摘は、すでに2か月前に、わが京都新聞が行っている。京都新聞が予言したとおりになってきた。)/米国の有力な産業が不法移民の立場を利用した安い労働報酬で、営業しているという万人周知の事実を、トランプ氏は軽視していたのだ。スタインペッグ『怒りの葡萄』を地でゆく悲惨さが、問題の背景にある。少しばかり反応が遅いよ、トランプさん。