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2025-06-10 05:54:00
生産・流通・消費で、生産=消費となれば、流通は消滅する。そうすると貨幣はどうなるのか。そしてその前に、人間の生活必要物資が商品になっていたとしていたが、さきほどのトフラー氏の提言を聞けば、実はその「商品」というものが、「知識」ないしは「情報」というように特徴づけられている。現在わたしたちは「知識」や「情報」を「実社会」ではカネで売買しているが、ここで」考えなければならないことは、その「実社会」なるものが大変に大きな度合いで現に「ネット化」しているという事情である。さきのトフラー氏は「ネット社会という現実」を強く念頭に置きながら、生産=消費と言っているのだ。じつはこのあたりに、人々の「意識」において大きな差異がでてくる理由がある。いま2025年、トフラー氏に言われるまでもなく、私たちは今「知識・情報社会」が圧倒的に優位になって、いま「貨幣」を様変わりさせようとしている。「仮想通貨を貨幣にしようとしている」(私にはこれが知識・情報社会の最終的ありようとは思えない・過渡的姿ではあろうと思う。最終的姿は貨幣の消滅ではなかろうか。)それにしても非常に多くの人々は「知識・情報」が商品の主力になったということそのことがまだ理解しがたいのであろう。それは当然だ。実に商品概念自体が変化し、貨幣の存在はそれに合わせて存否が問題となる、と言う次第だ。経済学も大変化するか、存否が問題となるか、という次第だ。これが無事に済むわけがない。