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2025-05-30 05:01:00
22年産米を5キロ2000円、21年産米を1800円で、店頭で売り渡すという小泉大臣の救急策、目下国民的評判になっている。日本では従来ここまで消費範囲を広げてはいなかったが、5キロが4千円だ5千円だではとても庶民の財布がもたないという緊急事態で、このさい消費可能範囲を22-21年産米まで広げようという、言ってみれば国民的苦肉の策だ。/普段は食べてない22-21年産だから、果たして食べるときにどうかという不安はあろう。庶民のために食べ方を工夫してみようというネット・ニュースもいろいろ配信されている。たとえば5/29配信、日テレNewsでは、短時間の動画で、利口な食べ方を説明している。コメの研ぎ方、浸水の仕方、酒かみりんを足すという知恵、蒸らし方など、丁寧にやさしく述べている。/それでも「完全なご飯」というには、やはり制限がある。このコメの特性からして、「チャーハン」などにした方が無難だろうとは言うし、あるいは古米1割、普通米9割のように混ぜたらいいという意見もある。私米国にいたときには、カリフォルニア米3、日本米7に混ぜて炊いていた。/私はこう思う。21-22年産米を庶民が食べるところまで行く(現にゆこうとしているが)のであるから、一定程度カリフォルニア米を(これなら今5キロ2000円台ならゆうに買えるように企画できる)国民的に使っても「物理的」にはおかしなことではあるまい。この微妙なところを政治的・政策的工夫で絵が描けないかしらね。/日本の食料確保計画を長期にわたって描くときに、すべてかならず国産食料にするのでなくていいのではないか。現に生活に不可欠の燃料は、国産燃料ですべて賄うことなどとうてい不可能なことではないか。