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2025-05-28 05:31:00
ネット上大量の異見が飛び交って、緊急にまとめることすら困難。1.小泉大臣は22年産米20万トンと21年産米10万トンを、小売りで5キロ2000円で売れる程度の「定価格」で年間1万トン以上販売する業者中の希望者に売り渡すと発表した。2.ところで希望者が多数名乗り出たところで、最初の22年産分の受付は済んで業者名が公表された。ところが21年産米の売り渡しについて希望者数が恐ろしい勢いで増えたため、「21年産米でいいのか」を確かめるために受付が目下停止している、という。/得体のしれない大量の情報というのは、「実は従来のコメ売渡の実情はこうだった」「自民党内のいろいろな人物の異見」「すでに終わった24年産米の売り渡しはこういう事情だった」「25年産米は事実上もう超高値で売渡約束が進んでいた(特に農家が直接販売するケースについて)」「農協等農業行政にかかわっていた人々の異見、声、実情暴露」(とくに小泉大臣が減反をやめると口走ったことへの反発が加わっているところが大きい)「ジャーナリズムのとくに玄人筋よりの異見」等々。私の非力ではとうていまとめがたい。/それにしても、これらはすべて「言ってみれば生産者・供給者側の不満」である。なかには聞いてみれば驚くべき「実情」もあるが、今までコメが「超高値で品不足」で消費者が呻吟しているときには、どうしてこれらの「実情」とかの一片も世間には知らされていなかったのか。これらの人々は消費者が呻吟しているときにはその呻吟が当然と思っていたのか。とりわけ「ジャーナリズムの玄人衆」は、どうして今までにこのほとんどの異見は新聞に載っていないのか。とりわけ自民党の人々は、党議なり討論なりの機会はなかったか、国会で発言すればあなたはきっと優先的に発言の機会があったろうに、なぜ公の討論をしないのか。私には不可解だな。いったい日本の農政の本当の姿はどうなっているのか。きっと農民にも富豪から貧農までいろいろな個人的立場があるのだろうな。この機会に農政と農業の真の姿を示していただけるのも日本国のためかもしれぬ。あまりにも得体のしれない姿なら、日本人全体としてはどうあるのがよいか、考えるのもよかろう。コメ問題がこのような課題に進んでゆかざるをえないのなら、小泉さん、褌をしめなおして邁進していただきたい。これは郵政民営化をはるかに凌ぐ大事業だ。