インフォメーション

2025-05-27 13:04:00
JBpress 5/27配信 松嶋真倫氏執筆「NYダウもS&P500も戻り切らぬ中で最高値更新のビッドコイン、なぜトランプショックからいち早くかいふくできたのか?」。ビットコインが他のいかなる金融資産とも異なって、いまや「デジタル・ゴールド」の性質を強めてきたと衆目がみなすようになってきたからではないか、と言うに尽きよう。現に米国では、とくに最近になるほど、ビットコインを「準備資産として買い入れる動き」強まってきているではないか、と。国際通貨は、今や、どの一国通貨でもあり得ないのではなかろうか、と凄い問題提起をなさる。/私の感想。ナニいま盛んにトランプ氏とその家族は、ビットコインを買いまくっている。トランプ氏が公約しているように、今年アメリカが世界一の仮想通貨帝国となった暁には(仮想通貨元年とか称している)、トランプ氏とその一族は仮想通貨による巨大な資産で、GAFAMに次ぐ第6位の超富豪となっていることだろう。確かに時代の趨勢は、貨幣というものに大改訂を必要とする時期になっている。しかし、だ。今一国通貨のなかで一番ビッドコインに「変わってはいけない」のがドルではないか。いまのドルには問題が多すぎてとてもビッドコインには擬しきれない。トランプ・アメリカは問題をリードするには不適格だ。全世界が納得できる協議が必要だよ。/せめて当面、各国の通貨主権を維持しておくことだ。まあ、「過渡的」時代というわけだ。/それにね。現実の「金」がなお堂々の「安定資産」で、いうなれば「従来の通貨秩序」の中にある「資産勢力」も、巨大な力をもって「控えている」のだね。EU側には非仮想通貨的秩序も「控えている」のだろう。トランプ氏その人が一番そう思っていることだろうよ。トランプ氏は「金資産」の旧世界では、不動産王に過ぎないのだ。/もうひとつ、大切な論点がある。量子コンピューターがいま発達中だが、量子コンピュータは、ビッドコインをはじめとする今の仮想通貨の世界に、新たな技術革新により「再考」を迫る可能性が、大いに考えられる。いま仮想通貨元年などとは、拙速であろう。十分に全世界的協議を重ねるべきだろう。