インフォメーション

2025-05-19 05:46:00
今朝Jiji/comの3/23配信「インドネシア加盟でBRICS変容 東西対立『終わりの始まり』か」(アジア経済研究所 川村晃一)を読んで、ショック。今年インドネシアがBRICSに加盟したということの意義を丁寧に解説する記事。BRICSという国際組織が、所得では西側の半分だが、勢力では西側と対等に対峙するようになったと実感。アジアの太平洋がBRICSに加わったという感じ。タイとマレーシャはすでにBRICSに準加盟している。もう一つの読み物は、Wedge5/19配信。「同盟国を脅迫し、価値観を軽視し、関税で脅かす..これって『ディール』なの?ラックスマンの同盟論を読んでわかること」。いまトランプの政権が現れて明瞭になったことは、いまや欧州と米国は同じ政治的陣営にはないという次第だ。いま「西側」といっても、ありうるとすれば米国を除く世界的連盟しかありえない。さらに次の記事、WedgeONLINE5/15配信。「自宅のキッチンで思いついた『ソフトパワー』..ジョゼフ・ナイが『2025年は第二次大戦終結に匹敵する歴史の転換点になる』と予言した理由」。1990代の日米新安保は、米国が「平和パワー」で世界を包むという政略に則った二国間同盟であったと。この「平和パワー」という西欧の統一戦略が、トランプの米国政権によっていま完全に否定されるに至ったという指摘だ。