インフォメーション

2025-05-14 06:39:00
5/13日配信、産経新聞「トランプ氏がサウジ訪問 サルマン皇太子と会談、経済協力で一致」。トランプ氏の中米訪問は「やはり」二重のTrader役が主たるねらいだ。第一のTradeは、サウジアラビアに米国から大量の武器を売りつけ、サウジから大量の対米投資(1兆ドルという目標値まで明示している)を得るという取引。米国にとって願ってもない国家間取引を米国大統領自らが取り結ぶという。さて「第2の取引」とは、これは私のまったくの憶測・政府も新聞もネットもこういう憶測はしていない・トランプ氏は米国「ウオール街」のトップディーラーとして振る舞っているのではあるまいか。つまり「サウジが約束した」という対米投資の「中身」である。いまトランプ氏はトップディーラーとして国としてもトランプ氏としても一番売りたいものをサウジに売る約束を取り付けたのではないか。「暗号資産」だが、とくに米国ドルと絡めているステーブルコイン建て米国債だ。これをサウジという国家に買わせようという。なおこの私の憶測の出どころは「単純」。今となってはずいぶん古い話だが、マイケル・ルイス『ライアーズ・ポーカー』角川書店、1990年だよ。この中にトレーダーとなったルイス氏の回顧談が書かれているが、投資会社がその時点で一番売りたい投資銘柄を売るに際して、「簡単に乗ってくれる第一番の顧客」として「中東の富豪」だと書いている。大統領みずからTraderになるとはいかにも米国らしいね。