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2025-04-22 17:33:00
(3)続き。当時の日本側の思い出は、「日本の金融機関は、1990年3月期に多額のメキシコ債交換損を計上せざるをえなくなり、これが1990年代の日本のバブル崩壊の一因となった」由。/この「逆ブレイディ債」で日本がどのくらい損をするかというと、「米国債の表面金利4.0%として、仮に8千億ドルの米国債を米国政府の割引債と交換すれば、年間320億ドル程度になり、米国の国債利払いの圧縮で相当の助けになろう」という。/日本の外貨準備の主要な部分を金利収入のない割引債に替えて米国政府を救済する措置は、それだけ日本国民の負担においてなされることになる。もし日本の通常の経済や軍事が支障なく運営されてゆくというのなら、日本にとってはまるでできないことでもなかろうが、それにしてもどのように日本国民に言い訳するのだろうか。/一言だけ付け加えさせてください。