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2025-04-22 17:19:00
(2)続き。「ベーカー・プラン」が文字通りの効果を上げたのは、ベーカー氏の後任の財務長官ブレイディ氏の「ブレイディ債」という企画であったと。「中南米諸国に対する先進国金融機関の融資を、ブレイディ債に交換し、実質的に中南米諸国の債務を削減したうえで、ブレイディ債の担保として米国の割引債を振り出す」というものであったと。/「現代ビジネス」は、米国政府はいま日本政府に対して、日本の外貨準備約1兆ドルを、利払いなしの、米国政府発行割引債に置き換えるという「逆ブレイディ債」を受け入れてくれという提案をしているのではないか、と憶測する次第である。/たしかにこれじゃ、いま下手に米国債を売られては困るわな。//続けます。