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2024-12-22 17:11:00
長い間高校で数学の教師を務めた人物が、老年期になって何か生きられる人生はないかと思って、ジャイカに応募し、タイの都会の高校の日本語の先生になって生き、タイの周囲の社会の共感と敬愛を得ているという話。ごく基本的な現地生活はジャイカの支出で保護され、働いている場ではそれなりの待遇を得、質素ではあるが生活の苦難はなく、タイ語は知らなかったが何とか頑張っているという話。/とてもいい話だと思うよ。私が一番なれそうな実例だ。/ところで、ひるがえって思う。どうして日本の社会は、この人物の日本での起用は考えないのかね。数学の先生でも本人のやる気で、日本語教師としても起用できる場合があるのだ。それにしてもこれだけのベテラン教師なら、他の科目だって起用できる可能性が高い。こういう人が一人いるだけで、当該の学校は、臨時に休職するような教師が出た場合に、臨機応変に応援に起用することもできる。ナニ英語を教えるように誘導してもいいのだ。「老齢者」は見方を変えれば「大変な人材」である。/社会的な扱いについては、思い切った一考が必要だと思うけど、そういうことはまるで考えないのだね。/いま大量の外国人を日本に雇用しているが、その日本語教育だけ考えても、無慮数万人の日本人教師を起用する必要があると思うけどね。いっそのことジャイカが日本国内向けにそういう事業を日本国内で行ったらどうだ。