インフォメーション

2024-07-30 06:33:00
札幌気温26-19度、午前雨、午後曇り、という。午前6時のNHKニュースでは、本州は猛暑、晴れ、ただ夕方天気崩れる、北陸・東北・北海道は雨気味と、対比的。/北海道新聞7月28日号6ページ「オピニオン・コラム」の「風」、「ろう児の声なぜ聞かぬ・編集委員室から・鄭 真氏」。日本手話はろう児にとって当然の要求であるから、これを他の手段で代替できるものではない、という主張。今年5月の札幌地裁判決で、地裁が原告の請求を棄却したことへの批判である。「問われているのは子ども、障碍者、そして言語的少数者としての尊厳だ。権限を持つ者が都合のいい理屈で奪うことは許されない」という言葉で結ばれている。/この問題は、私はこの欄で過去に数度書いている。この文章のなかでもいわれているように、「日本のろう教育は長年、手話を禁止してきた。」/実は戦時中叔父が迎えた人が「ろうあ者」だったので、この人と少年時代の私が話すときの、この人の様子をよく覚えている。この人は相手の口元を観察しながら相手のいう事を「聞き取る」話し方をしていた。ろうあ者にも「まず日本語を覚えること、覚えた日本語を基礎に相手のいうことをきき、日本語で話す事」が当然とされていたのである。後年私は米国に渡って米国の事情を知るに至って、この「国語至上主義」が米国の場合かのグラハム・ベル氏によって強硬に支配的事情にされていたことを知った。むろん今の米国ではそうではない。日本は1世紀、ろうあ者理解が米国より遅れているのではないか。