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2024-07-07 16:04:00
道新7月6日号1ページほか。英国で政権交代が起こり、長年の保守党体制が壊れた。その結果は、世界的に著しい。まず、従来の保守党の「EU脱退体制」は終わりを告げて、英国は再びEUに接近するだろう。また、保守党はEUから遠ざかるのと裏腹に、「アジア・太平洋重視体制」を唱えていたが、これは早晩再考されよう。それに、保守党のイスラエル寄りの体制は、一転してイスラエル批判につながり、中東に大きな影響がでよう。/それにしても従来強固に見えた保守党体制は国民にすっかり嫌われて、英国労働党の政権復帰となった。コロナ蔓延のさいの当時のジョンソン首相の「横着さ」など、いまも記憶に残る。「奢る平家は久しからず」。わが鉄壁の自民・公明党体制も、もって他山の石とするがよかろう。