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2024-06-11 12:44:00
「ろう児の学習権保証を」。これは北海道新聞6月11日号の社説(5ページ)の題で、札幌地裁に提起された「日本手話訴訟」が、このほど札幌高裁に控訴されていることに対する、北海道新聞としての見解表明である。内容的に立派なものであり、社説は同時に、「聴覚障碍者の現状や課題が社会に理解されていない」という、より広範な課題をも提起した。/手話自体ですら、重要な論点の社会的理解が、この社説の立派な内容を前提にしてすら、隔靴掻痒の感があると私は思うよ。/新聞には、もっと掘り下げて、参考記事や、読者の討論やを取り上げてほしい。/なにしろ私がこの難しい問題に気が付いたのは、いまから40-50年も昔なのだ。この半世紀、無駄に流れたという事だろうか。これは北海道新聞にとっても、例の有名な自衛隊違憲判決以上に難しい問題かもしれない。