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2023-10-05 09:02:00
北海道新聞10月5日号 16頁 「アマゾン配達員 労災認定、全国初か 個人事業主 実態は雇用、 横須賀労基署」。 形は「会社の経営者」しかしその実態は、現場で作業・労働する労働者に他ならない人々の存在は、現実のこの社会で重要な労働の支え手であるものとしてずいぶん昔から知られていた。昔からの存在としては建設業の「一人親方」が、よく知られていた。企業とこの「一人親方」が対応する場合、実際は労働者でも労働基準法によらないから、労働災害が起きた場合その「一人親方」のもっぱらの負担となる。それというのも、形が「会社社長」なので、労災が適用されないのである。最近はこの「個人事業主(一人親方)扱い」がインターネット通販や食事宅配配達サービスの配達員、IT技術者など広い分野にわたる。資本というものは、障壁をどんどん超えて「費用節減」に励む本能を持っようで、ほうっておくと大変なことになる。数十年前に始まった「非常勤雇用」の流行が今やすっかり現実の体制となり、公務員ですらこういう悲惨な雇用が常態となっているではないか。