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2023-05-25 08:41:00
これは北海道新聞、5月25日号朝刊、29頁に載った記事の見出しである。/他人の合鍵を使った凶悪犯罪が、最近増えている。「カギ番号とメーカー」が分かれば、インターネット上で、合鍵を注文して作れることを利用した犯罪だという。この事件の犯人は、他人のカギの「写真」すら用意したという。ネット上でこういう注文を受けて合鍵を作る業者が発生していて、たいへん不用心だとある業者が言っていたという。その業者は「カギ現物」を必ず見ないと注文に応じないという。(事件の犯人が「写真」を用意したのには、こういう背景があるのではないか。)/もう十年以上昔になるが、ある仲介業者に勤務している者が、入室契約のさいにオーナーから預かったキーを使って、事件を起こした。それ以来賃貸業界は入居者のカギの扱いを厳格化した。オーナーから入居寸前にカギを預かり、その際「キー番号とキーのメーカーがわかる記号」を記入した書類を作成し、この書類が、オーナーと仲介業者間のカギ引き渡しの証拠としてやりとりされている。同じことを入居者と業者とオーナーの三者間でも行っている。/今回の事件の関係でいうと、このやりかた、要注意。この「キー番号とキーメーカー」がわかる書類を、実にいろいろな人間が「見て」「記録」できる可能性がある。仲介業者よ、この書類の作り方、もっと工夫できないか。/そして今更ながらこの「書類」の厳重管理・厳重取り扱いが必要だろう。/そして、ネット上注文を禁止できないか。