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2022-11-03 10:02:00
「下」 「一」イチの部、部首内、二画、読み、カ、ゲ、した、など、
「一の部」の部首解説が、面白い。「部首としての一には特定の意味はなく、もつぱら字形分類のためにたてられた部首。文字の構成要素としては、一をもとにして二、三という数字ができる。また、この部首に属する上・下の文字の横一線は、一定の基準線を表している。」(『漢語林』による。電子辞書XD-Z9850中の)
意味の最後に挙げてある「あらかじめすること」に注目すると、「下調べ」「下読み」「下書き」などの語句がある。
注意した熟語。「下院」「下弦」「下半身」「下す」「下馬評」「下心」「下履き」。
「下院かいん」は、二院制の一方の院で、日本でいえば衆議院だと。「下弦」は、満月の後、下側の部分が欠けてくる月。「下半身」は、かはんしん、しもはんしん、双方の読みがあり、「腰から下の部分」(広辞苑)。「下す」は、くだすと読むが、おろすとは読んでいない。「下馬評」は、「当事者以外のうわさ」(広辞苑)。「下心」は、「こつそり考えていること」というが、古語では「本心」の意味で使っていたと。また、「かねてのたくらみ」(ともに広辞苑)。「下履き」は、屋外で履く履物。
字体。草書体は、「て」と書いて、右に点を振ったような姿。「下」は、もともと右に点を振ったように書かれている。点であって、棒ではない。電子辞書XD-Z9850