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2022-11-01 20:09:00
「王」総画数四画、一年生、部首「たまへん」部首内0画、読み「おう」。意味「国王」。 書き順 ツチは、縦棒を先に書く。行書体、ツチのところ、上の横棒から下の横棒に筆が走る。 部首の「たまへん」というのは、変わっている。実際は「王」偏に書くのだ。 なりたち。手足を大きく広げた人が立っている様子、だという。 注目した熟語、王侯、王国、王政、王道。王侯とは「王と諸侯」。王国は「おうこく」と読む。王政は、「王が直接行う政治」。王道は、「国王の徳をもとにして国を治めるみち(方法)」。『新明解国語辞典』は、この「徳」を、「権力や武力によらず」として、その反対語を「覇道」としている。ところが面白いことに、「学問に王道なし」という例を示して、この場合の王道を「楽な道」としている。そうすると、「徳で治める」のは現実には「楽な道」なのだろうか。それでうまくいきゃ世話ないということだろうか。 『新漢語林第二版』は、王の行書を教えてくれた。「王国」は「おうごく」と読んではいけないのだろうか。むろん辞典では「おうごく」と引いても出てこない。