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2022-10-20 18:54:00
長澤『三省堂漢和辞典』の説明の要点を追いながら、考える。同書5ページで、「漢和辞典の引きにくい理由として、漢字の画数がよくわからない」とされ、小学校教科書に使われる筆写体(教科書体)と中高用に使われる活字体(明朝体)と、生徒が出会う漢字の字形が違うから、漢字の画数が違ってくるという問題を提示された。一般に漢字の違う字体を問題にすれば、字体によって画数が違ってくるのが当然でありましょう。/ただ、現実論としては、漢和辞典側が配慮してくれていれば、「画数の問題」はあまり問題にしなくて済むのではなかろうか。漢和辞典が漢字(親字)の書き順を示していてくれれば、そして学習者がふだん文を書くときに漢字の書き順に非常に配慮していれば、画数の問題はなんとかなるのではないか。