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2022-06-24 18:07:00

連邦準備銀行がいくら金利を上げたからと言って、いま高値を付けているエネルギーの値段も食料品の値段も下がるわけではあるまい。米国経済を批評したアナウンス。私はこう聞いて、直観的に感じた。今や以前に言う「ブリックス」(ブラジルやインドや中国やロシアや)の経済と米欧日の経済が対極をなしてしまって互いにそっぽを向いている気味があるので、米欧世界の「金利上げによるインフレ抑制」という狙いが空を切ってしまう。米欧日の対ロシア金融制裁も、ロシアがルーブル支払いに結び付けたエネルギー販売策でルーブルが戻してしまうと、期待された迫力を失ってしまった。*ところで十数年前のリーマンショックのさい、「今後の世界経済の立ち直りのためには、新興諸国の発展による世界経済への寄与を特に期待する」というような空気があったことを思い出した。そうするとウクライナ危機が存続する今後は、米日欧経済とブリックス経済が違和感を持った状態で進むことになるが。この「出口」はどういうことになるのか。「グローバル経済」とかはどこへ行くのか。