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2022-05-26 09:17:00

道新5月26日号朝刊、6頁「医学部不正入試に賠償命令 性差別正当化終えん願う」(山口一男氏の文章)東京地裁が19日、順天堂大学医学部の入試で女性が性別を理由に差別されたとして、同大学に賠償を命じた件への批評である。山口氏は、まずこの賠償金の額が桁違いの少なさだと難じるが、この裁判をとおして順天堂側が行った弁明の中に、「看過できない日本の組織の問題がある」と考えている。要は、日本の社会にこれまで広く行き渡っている「女性が男性に劣る」とする「空気」の存在である。「既存の男女不平等の結果を前提にして女性差別を正当化するさまざまな弁明」がこれまで行われてきた(今回の順天堂の弁明もその一例に過ぎない)が、こういうことにけりをつけてゆかなければなるまいというのである。*せめて司法の場でぐらいは、従来のこの社会の女性差別の「空気」を弁明の背景とするような愚挙はきっぱりなくしたいものだな。どうおもいますか皆さん。