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2021-12-24 19:24:00

第3回メモ 12月20日 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む?

 

ケインズは将来2030年には週15時間労働でいいようになって、人間はひまな時間をどう過ごすかと工夫するようになるだろうといった。ところが実際には今日1日15時間も働かされるようになってしまった。/ イノベーションが人生に変化をもたらすのではないかと考える人もいるかもしれないが、イノベーションで資本の生産力があがると、労働する者にとっては、生産の構想力と、生産の実行力がますます切り離されることになる。それでは、結局資本がより安く労働者を使うことにつながる。/ 資本家がより安く作れるようにと圧力をかけるのは、安く作れるようになった資本家が競争に勝って生き残るためだ。しかし生産物が安くなれば、労働者の生活費用も安くなり、労働者の賃金が下がることになる。(このようにして生み出される剰余価値を、相対的剰余価値という。)/ 機械化が進むと、人が機械を使うのではなく、機械が人を使うようになり、人の心身を不自由にする。機械は結局労働者を労働内容から切り離してしまう。自律性を失った労働者に資本はますます「ブルーシットジョブ(クソどうでもいい仕事)」を用意する。/ どうして人は、こういう内容のないことからまぬがれられるだろうか。(学校給食の例を出し、労働する者が労働の構想と実行を共に維持できるように努力しようという。) 以上