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2021-12-06 09:01:00

月曜日・朝方晴れ・札幌。☆道新天気予報では「18時まで晴れ、その後曇り」「気温8度-マイナス1度」。好天気といってよい。☆今晩10時25分から10時50分まで、テレビNHK2で、斎藤幸平さんの『資本論』第一回「商品に振り回される私たち」、再放送が行われる。私、急いで夕べ、斎藤さんが読んだという広松渉氏の「物象化論」の本数冊に目を通した。簡単に読み通せるような易しい本ではないようだが、ただ、早速感じたのは、この広松さんは、かつての「ロシア・マルクス主義」(レーニンとスターリンのことだろう)に重大な異議申し立てを行っていたことだ。「ロシア・マルクス主義」では、資本制下の国家はブルジョア独裁国家だから、この下で起こったプロレタリア革命では、「国家を廃絶するしかない」、革命後旧来の国家機関は「使用できない」、「プロレタリア独裁権力を立てるしかない」とされていた。広松さんは「国家」は「ブルジョア独裁国家」のほかに「中立的国家」の性質も持っているとするので、であれば、「ロシア・マルクス主義」は、革命後に「国家を廃絶しないで生かす方策」もありえたことになり、革命後旧来の国家機能に生かせる性質もあることになる。つまり「プロレタリア独裁」は、「人民的権力」と規定されることになろう。プロレタリア1に対して農民が9もいた国でプロレタリア独裁がありうるはずがない、実際にも労農同盟であったわけだが。1世紀以上も昔の話。☆YouTubeでも100分de名著がみられる、と聞いて、「100分de名著 資本論」とYouTubeのホームページ上で検索したが、目的の放送は見られなかった。しかし、この主題に関連するいくつかの動画が見られた。