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2021-01-30 16:03:00
土曜日・雪・札幌。☆「恐怖の4日間」第2日。朝8時過ぎから、午後3時まで、細雪が30分ほど降ったかと思うと、やむ、という天候の繰り返し。積雪自体は進まないが、除雪作業には不適当な天候。幸い気温は0度のちょっと下ぐらいで、暖かい。昨日除雪できなかった管理物件数軒をこなして、ほっとしたところで、午後3時、夕凪状態。さて明日はどんな「第3日」になるのやら。どうぞお手柔らかに。☆このほど、思い立って、故松本清張氏の作品を全部読み直そうと思う。文芸春秋社『松本清張全集』の1から始める。最初の作品、「点と線」、『松本清張全集1』所収。アリバイ崩しの社会的推理小説として一世を風靡した。福岡県香椎の海岸に心中死体という書きだしだったが、後半に犯人と目される人物が当時北海道へ旅行中だったというので、話が、函館や小樽や札幌やと私の身近の地理になってきた。それにしても、鉄道の時刻表を検討の中心にしていた話の流れに、「どうして航空機は話題にならないのか」と不審に思っていたら、北海道を語るときにようやく航空機も話題になってきた。☆そういや、当時、下っ端の宮仕えの出張には、なかなか航空機は認めてくれなかったものなー。長距離列車に乗り継いで、車中泊したらよろしいという話で、ミカンとゆで卵とするめとウイスキーぐらいしか買い食いするものがなく、駅弁がごちそうに思え、ついてくる熱いお茶がありがたかったという思い出。国民的にはまだ自由に飛行機を乗り回せる時代ではなかった・そういう時代の推理小説でした。青森で東北本線を降りて、青函連絡船に乗るために、「船までの長いホームを旅客がいい席を取るため、気ちがいのように競走していた」(70頁)ものね。