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2020-10-11 09:16:00

日曜日・晴れ・札幌。☆官邸の「日本学術会議推薦者拒否問題」について、いろいろ考えてみたいと思ってウエブを見ていて、注目すべき記事を目にした。☆ニッポン放送、10月7日配信、「日本学術会議の任命見送りへ---策士である『菅総理の高度な作戦』という説」という記事である。菅総理がいまあえて日本学術会議をやり玉に挙げているのは、ここをどういじってもどうせ国民の一部である左派が騒ぐだけで、自民党支持層である一般国民がもともと関心をもつ領域ではないとたかをくくっているのと、その反面で、この問題(日本学術会議改革)を鋭い切り口にしてこの際日本の左派を思い切り叩いてやろうという強い意志を持つからであろうと。(この後半の読みは、この記事に寄せられているたくさんのツイートから感じるところである。)これは意外に核心を衝いた把握ではなかろうか。☆実は菅総理という人物については私はよく知らない。とくにその政治手腕に至っては殆ど未知だ。この人物がおそるべき腕力をもった政治家であるということを、私は次の記事をみて悟った。☆講談社オフィシャルウエブサイトに10月1日出現した記事。「エリート安倍晋三が『庶民・菅義偉』にハメられ完敗した全内幕」筆者戸坂弘毅氏。たいへん長い記事だ。どのような現実の政治過程を辿って総理が安倍氏から菅氏に移ったのかを筆者目線で詳細にリポートしている。菅氏という人物をよく知るためにはいい参考になると思う。この記事、最初はウエブのてっぺんのほうにいたが、いまは探すのが困難。「講談社」の方から探すのが良い。☆わたしはこの切り口、疎かには出来ないと思う。1930年代ナチスドイツが「ワイマール体制下」で急速に全権掌握に向かう過程と酷似しているからだ。これはたいへんに「実務的」過程であった。