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2020-10-01 22:08:00
木曜日。★道新9月28日号、1頁「2100年 日本GDP4位 米研究者ら推計 人口は半減」。いったい世界の将来と日本の将来はどうなることかと、懸念・ないしは期待・は尽きない。たとえどんなにあやふぃ推定でも、それなりの根拠があれば聞いてみたい。ワシントン大の研究者による推計だというこのデータを道新が敢えて1面に掲載したのも「そういうデータ」と見たからだろう。人口の盛衰予想を基準として2050年と2100年の世界諸国のGDPを基にした国勢を推定した。★概していうとこういうことだ。1位と2位は「米国あるいは中国」、2050年と2100年に「インド」が3位(人口急伸のゆえであろう)、「日本、ドイツ、フランス、英国」というグループがその下に来る。このように、面白いことに、インドが3位に(いまは7位なのだが)くるというほかは、「1位と2位」のグループと「4位から7位までのグループ」は、ほぼ固定した構図になっている。★日本は2100年には人口はいまの半分になっているが、高い生産性を維持して「4位」に座っているのだそうだ。★人口動態を中心とした推定がどれほど事態を言い当てるかは、今はわからぬ。ただ、そうしてみれば、各国の「人口政策」は今後とも大変重要な要素になるだろう。日本の場合、従来あまり考えてこなかった「移民政策」のありようは、確実に重要になるのではないか。日本はまだ移民ということについて、ほとんど白紙で臨めるのだが、諸外国の移民政策の歴史的検討は、日本人がとくにいま必要とするところであろう。