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2020-09-05 08:44:00

土曜日・曇、27-22度・札幌。残暑が続いている。★道新1頁「経産相『道条例に反せず』核ごみ調査知事と初会談」。要するに、経産大臣は、寿都(すっつ)町長が核ごみの「文献調査」を希望するとして手を挙げるのは町長の完全な自由だと主張している。まだ核ごみが寿都町にあるというわけではないのだから、町長が手を挙げるのは道条例違反ともいえないのではないのかと「いわずもがなの蒟蒻問答」。対する北海道知事は、法律の規定通りなら、国が市町村を指定して要望するというしかたもあるはずだから、それをしたらいいではないかとこれまた「いわずもがなの蒟蒻問答」。およそ不毛の話し合いだな。☆ひとつ伺いたい。そんなに簡単に20億円とかもっとたくさんの資金がもらえるのなら、うちも手を挙げようと、北海道内大半の「将来ますます貧しい町村が手を挙げたらどうなる」。これぞまさに国の望むところだが、それほど希望者が増えてしまうと、国は喜ぶのは半分、そんなに天文学的な資金散布はできないから、まず「20億円」は2億円か、2千万円に減ってしまう。そして国が内々「ここが適地でないか」と見込むところに話を絞ってくるだろう。そしてこういう具合になつたらもう逃げられないぞよ。どのみち国は、北海道か、四国か、東北しか狙っていなかろう。☆そもそも寿都町が「適地」と考えるには、寿都町周辺にあまりにも現在未来の観光資源がありすぎる。ニセコは人ぞ知る現在の国際的観光地だが、室蘭から森に掛けての「噴火湾」が将来の第2湘南海岸にならぬでもなかろう。どこやらの某さんが、IRという名の賭博場をこの寿都町から程遠からぬところに画策していたのは有名な話だし、その何某さんは、富裕層向け民間飛行場の建設も見込んでいたというではないの。同じ政治地図の上でも、核のゴミ処理がいいか、IRがいいか、まーいろいろお考えになることだ。