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2020-08-12 22:34:00

私がこの「お知らせ」で取り上げた話題は、正しくは「電子自動車」ではなくて、「電気自動車」だろう。文字通り、ガソリンではなくて電気をエネルギーとして動く自動車だ。その自動車の運転系統が一個のシステムとして取り扱われて、自動運転を目指す方向であり、そのシステムはいわば巨大なAI・電子システムだから、電子自動車と呼んでも違和感はないが、普通はやはり「電気自動車」(EV)と呼ぶ。★わたしにしたってよく知っているわけではない。直接には、「エコノミスト オン ライン」上の「テスラが巨大工場で中国攻略 コスト優位性で日欧勢に挑む=湯進氏」という記事、20年4月27日配信、を引用している。特にその中の2020年1-3月の販売台数トップ10車種という表で、中国で開発・販売されている新エネルギー車(NEV)の中で、米国企業のテスラのモデル3が、圧倒的優位を示していることを、示している。☆「販売台数」で勢いを計るのは、従来の自動車メーカーの伝統的手法だが、いま、旧自動車から新自動車への移行期には、「販売台数の伸び」の持つ意味が、トヨタのような旧自動車メーカーでは非常な足枷(収益力の低下)を伴うものとなるが、新自動車メーカーにとっては指数関数的成長を意味することになる。この「事情」のゆえに、株価売上高倍率でいうと、テスラはトヨタの7倍の評価を受けて、たとえばグーグルと同程度の評価を受けるというのだ。★ネットで記事を読むと、その同じページに「エコノミスト8月11日・18日合併号」広告が出ている。その号の中の記事「ついに世界1位!悔しがるトヨタが到底まねできない[テスラだけの3つの強み]」という記事か出ていて、たいへんに参考になる。どうだろう。お盆はこのエコノミストを購読したら?☆ポストコロナにはこの新産業が世界の耳目を一層引くことになろう。どうしても米中経済協力がなければ、米国テスラが発達して首位に付けていることは不可能だと思うが、なおかつつまらない争いをくりひろげるのかね。