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2020-07-11 09:40:00

土曜日・曇、25-18度・札幌。☆英文を読んでいたら、「なにを読んでいるの、今どういうところを読んでいるの」と家人が聞く。ちょうどいいところを読んでいた。ホワード・ジン教授『米国史』(英文)、16章 A People's War  17章 Or Does it Explode? と読み進んできた。今読んでいるのが50数年前の「公民権運動」。第二次大戦後十数年という現代に在ってすら、黒人たちは白人のいる小学校には通えず、白人が食べるレストランには入れず、公共バスで白人と並んで座ることができなかった。それを罰する法律があり、強いて行う黒人は逮捕され投獄された。この本には当時の状況が生々しく述べられている。いま米国で話題のBLM運動を理解すべく、この「虐げられた」人々の米国史を読んでいる。☆私の家に昔、頼山陽の日本外史(それを簡略に書き改めた本)があって愛読していたが、そもそも外史とは正史、いわば正規の歴史の本、があって言う言葉だが、当時の私はそもそも正史なるものを知らない、きっと外史とは立派な歴史の本ということだろうと思っていた。ジン教授のこの本は、いわば米国外史なのだろう。