インフォメーション
2020-06-01 16:45:00
月曜日・晴れ・札幌。★道新2頁。「米抗議デモ 衝突激化 外出禁止も」。黒人が白人警官に不当に殺害された事件に対する抗議デモが全米的になっていることを報じる記事。BLACK LIVES MATTER は、黒人の生命(を奪うことは)は大問題だ、とでも訳そうか。この記事についているデモの写真の中に出てくる抗議プラカードの一枚に書いてあった言葉。1頁「米抗議デモ50か所黒人暴行死」。★この人道的抗議に対して、米国政府はもっぱら強硬な取り締まりをするという対応しかしていないように見える。為政者側からの「とりなし」の行動はないのだろうか。★デモが黒人だけで行われているようには見えない。あらゆる市民が参加しているように見える。★道新夕刊1頁「米首都にも夜間外出禁止令」では、連帯抗議デモが英国、カナダ、ドイツでも起こっているとする。すでに「国内の些細な小事件」ではないのだ。★私が昨日今日読み始めたHoward Zinn, People's History Of The United States,1492-Presentは、いわば「虐げられた者の米国史」だが、2.Drawing the Color Line, 3.Persons of Mean and Vile conditionに目を通して、4.Tyranny Is Tyrannyに入っている。まだ独立戦争は始まっていない。★米国植民史の底辺に埋め込まれたのが、米国開拓に齎された膨大な人口のアフリカ系アメリカ人(いわゆる黒人)である。この部分をどのように押さえつけておくのかが、米国史に引かれたDrawing the Color Lineであって、これがどうでもいい線(ライン)ではない。★今回の抗議デモは、その現れた姿は、抗議側はあえてこの「ライン」を目立たせない形の「いろいろな人種による連帯デモ」である。「連帯デモ激化」の形で、黒人だけが問題でない・あらゆる虐げられた者の生命が重要なのだという「主張・社会的解決」を求めているように私には思える。★もともと建国史の虐げられた人々の権利を覆う形で合衆国憲法という「約束」が成立した。いま米国はいわば「新たな建国」を必要としているのか。★#Black Lives Matter。和訳、「黒人の命も大切だ。軽視するな」、「黒人の命を守れ」という意味であると。『#Black Lives Matter』企業も黒人差別に抗議、力強いメッセージが響く。Netflix 「私たちには声を上げる義務がある」HUFFPOST 5月31日配信、による。★デモ隊に笑顔で「一緒に歩こう」 米保安官に共感広がる CNN.co.jp6月1日配信。取締り側の保安官が、デモに声をかけたという記事。こういう行動が、米国を救うのだ。