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2020-05-11 19:28:00
かなり長期にわたることは間違いないが、いずれこのコロナ禍が収まる日がやってくる。この異常な期間の後では、現在の社会経済体制はおそらく大変化していざるを得ない。根本的に、なにが変化しているか、ある程度模索している必要があろう。今後こういう試みを時々やってみたい。★その際、突如引き起こされる世界大戦争によって、世界がどうしようもないことになっている可能性は、脇に置いておきたい。そういう狂気が人類を支配する可能性がないとは言えない。しかしあえてこの可能性を度外視しておきたい。★「異常な期間」の後にまちがいなくあとに残っているのは、膨大に創出された国家信用によって、社会経済体制がなんとか支えられている姿である。存在するもっとも巨大な信用は、国家信用であって、これによって社会経済が枠づけられている。資本と言う信用の姿は、すっかり国家信用に覆いつくされているだろう。体制としては、これは国家資本主義だな。社会主義でも共産主義でもない。ただ、私的資本の「私的」というありようは、大きく変容しているだろう。「株式会社」「法人」というありようは、大きく変容せざるを得ないだろう。★ときどき考えてみたい。★こう書いていて感じるのは、私は、資本主義が歴史的に・世界史的に「再生される」仕方を思い描いて居るということだ。そういうことなら、「アナロジー」として、ヨーロッパ資本主義が生成された道筋を思い浮かべて、それが「国家資本主義的」に再生されるとどういうことになるのか、考えてみるのが具体的手掛かりとなろう。