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2020-04-19 19:36:00
コロナ禍の下、大学の授業もネット化のやむなきに至っていると思う。すでに英米の著名大学は主要講義のネット化を行っている。それらの多くが公開授業化し、リポート提出等の方法で単位が認定され、履修証明が発行されるようになっている。我が国もコロナ禍という天災に促迫されて、従来果たすべくした果たされなかった課題を、いま果たそうという時期である。★私はこの機会にいくつかのことを、現在の大学生諸子に、そして大学当局に、勧めたい。このぐらいの「パースペクティブ」を念頭に置かれていいと思うのだよ。★大学生諸子には、あなたの聴講している大学が授業のネット化を始める今、この機会に、思い切って同時に、英米の大学のどれかを選んで、あなたの専攻分野の課業をいくつか選び、聴講するようお勧めする。(全面的に米英に籍を変えよとまでは言わないが、いっそそうしてしまおうという人がいても奇とはしない。わたし自身もし若ければそうしていたろう。向こうのほうが制度が整っているからだ。)リポートを英文で書くとか、講義のヒヤリングがたいへんだろうとか、そりゃ、難点はあろうさ。★日本の大学に勧めたいのは、外国の大学のネット授業を、われわれのネット上外国語授業にうまくアンサンブルすることである。そして学部の主要講義などは、提携した米英の大学のネツト講義と二本立てでやったらどうだ。★至急大学の図書館のありように大変革を加えるべし。1. 電子ブックを増やし、ネット上で電子的に貸し出せ。とくに外国語のブックを増強せよ。外国の大学がネット上講義の教科書、参考書として指定するような本を、電子ブックで、大量に増強せよ。図書館に学生が殺到しても困るので、ネット上貸し出しに主力を移動することだ。2. これを図書館機能とするかどうかというところは問題だが、あえてネット時代の図書館機能としたらと思う・学生生徒の英文リポート作成を支援する特別のランゲジラボを発達させよ。まずこの機能に必要な多くの参考書を電子ブックで充実し、司書のかなりの人数がそのオリエンテーションができるように早急に鍛えることだ。(こうして結局、学生を米英から日本に取り戻すのだよ。日本のシステムの中でやつてゆけるように学生を誘導すれば、学生は日本にとどまって、納豆で米の飯を食い続けてくれるだろう。)こういう働きは英米の大学なら事務局機能の中で果たせる。かなり定型的業務だからだ。日本の事務員も将来の専門性を育てることだ。ハーバードなど、入学試験は事務員が主管しているぞ。リポート提出も事務員が指導する。(じゃその間先生の方はどうするのかて?かんがえてごらんなさいよ。何を要求されるだろうね。その代わり給料を3倍に上げてね。)