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2020-01-14 09:04:00
火曜日・薄曇り・札幌。積雪なし、無風。寒気はつよいが、穏やかな日。★道新1頁。「豪州客ニセコ離れ。3年間で2割減。宿泊料高騰で本州へ」。★北海道の一般民にとっては青天霹靂の知見。オーストラリア人が先導して高級化に次ぐ高級化を盛り上げていたものと信じていたニセコを見る目に「待った」を掛けた。★昨年北海道・シドニー便が再開された機会に、オーストラリア現地取材に行った道新記者の目で、「オーストラリア人の目ではニセコブームは過去になっている」というオーストラリア観光界の実情を指摘した。★来客統計の上でも、2015年を境に、従来5割だった「ニセコ来客者」のオーストラリア人の比重が、以降2割ぐらいに下がっている。「ニセコ来客者」数全体は漸増している。この差を埋めるのは、アジアからの来客者の激増だった。(ただ、こういう来客者が、一回だけの体験を求めてのものか、それともますますリピーターになつているということか、単純には評価できまい。)★オーストラリア人が高級化に高級化を進めたものと道民は見ていたと思うが、実際は、宿泊料の高騰、混雑の激化などが、オーストラリア人のニセコ離れの原因と、このリポートは言っている。★「止めどもない高級化」など、確かに虚像だな。ニーズはあっても、ニーズはほかに流れるかもしれないわけだ。★それに、シドニー便がせっかく再開されたと言っても、北海道からオーストラリアへ観光するニーズは高まっているのか。わたしなど過去にはオーストラリアに何度も旅行する機会があったが、近年はまつたく行っていない。北海道からも、オーストラリアからも、シドニー便を生かす地道な工夫が今後とも必要なのではないか。