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2019-10-11 17:41:00
先にNHKの世論調査を参考にして、1990年代に急速に落ち込んだ「日本、一流国意識」が、2000年代初以降急速に上昇した、と書いた。★この間の「日本国勢」の内容を基本的に同じ内容のものなのか、あるいは2000年代初以来の「日本国勢」に、以前とは違うなにか重大な変化がないだろうか、ということをもんだいにした。★2000年代初め以降、日本の国家財政は、財政を税収増ではとうてい賄えない赤字体質である。このことを「日本の国民国家の貧困」と定義できないこともない。もっとも財政の量的規模は非常に拡大しているのである。★今日「訪日の理由は『安いから』 世界に取り残された日本の弱体化が顕著」<週刊朝日>AERA.dot10月11日配信という記事がネットに載った。★詳しくはこの記事をお読みになればわかるが、この記事が前提にしている「日本の国勢の衰え」という認識の内容は、世界のGDPにおいて日本が占めるGDPの割合が著しく減少している、ということである。これを「国民国家の貧乏」の定義として考えようということになる。この場合、為替水準の如何によって認識内容に変化が生じるかもしれないが、とりあえずGDPの割合だけで考えているとしておこう。★このように、いったん問いを発すれば、議論はいろいろの難問を併発してゆくので、答えに近づくものとは簡単には言えない。しかし「考えるべき」重要なこと・必須のことが間違いなく増えてゆく。(今日ネットを読んでいたら、50数歳の一流企業の役職者が月手取り20数万円でやっていると書いているが、これは日本が終わったということになるのかどうか。)(ナニ遠くを探すこともない。うちのいくつかのアパートは、ここ何年もの間部屋代月額2万円で運営しており、入居してくれる人がいたら、喜んで受け入れている。こういう収入だから、勇ましい支出などとてもできない。さてこの日本は、一流国だろうか。)