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2019-08-29 08:32:00
木曜日・曇・札幌。★日本ハム対西武。午後1時。帯広。ラジオHBC、S.T.V。★午前11時。エンジエルス対レンジャーズ。テレビNHK、BS1.。★「農耕時代、工業化時代、それに次ぐ人類史第三のインターネット時代」で、生産のロボット化が進展するかもしれないが、その場合、住民の大部分の基本的生活は、「資本」がまかなうことになる「レント」rentで支払われるだろう、というようなことを書いたことがあった。この「レント」とは学説史的用語で、地代や利潤や利子やを総合して呼称する「サーブラス」である。このことを裏返していえば、サービス化社会がそこまで徹底して進むということになる。★19世紀的用語だと、この「レント」の本体をなすものは「剰余価値」であり、時代は資本主義的生産様式であって、この点では変わりはない。ただその生産様式の内実で変化が起こってゆくのだ。★中世に地主(封建領主)が手にする「レント」が多くの貧窮民の生活をカバーした時期があり、これは「救貧税」の歴史的起源である。この時代の「レント」は非生産的な多くの社会的サービスを賄った。軍隊、役人、領主に奉仕する家内の従者たち。「サービス」という現代的用語に「非生産的」というイメージがまつわりつくのは中世以来の思い出による。しかし「サービス」は直接に「生産的」ではなくとも、社会(むろん階級社会だが)を維持する点では生産的である。地主経済が破綻し始めることから時代は近代に向かう。★19世紀的には、労働者の産業予備軍という「食べてゆけない救民」が周期的に誕生する。この「食べてゆけない救民」を救済するのは何かということになるが、19世紀的には「全労働者のパートタイム労働化」でこれを救済するのだろうというのが答えとされていたが、もう一つの答えがある。「資本」が「レント」の一部を割いてこれを救済するという考えである。20‐21世紀はこの考えが主流ではあるまいか。「新しい時代」にはこの考えを一歩すすめて、住民の大部分の基本的生活が「レント」の一部で賄われるのであると考える次第だ。ことほどさように「レント」が法外に膨れ上がっているというわけだ。そしてこの「レント」をもって大半支弁される「社会を維持するサービス労働」も法外に膨れ上がっているだろうと思う。★いまの韓国や米国のことを思い煩うよりはよほど「生産的」と思い、こう書いている。