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2019-08-23 06:51:00
金曜日・雨・札幌。★日本ハム対オリツクス。午後6時。京セラ。ラジオHBC、S.T.V。★世界は、たいへんな事態になってきた。何十年も前に東西冷戦に幕を引く重要な条約であったはずの中長距離ミサイル実験停止条約(INF全廃条約)が、2019年8月、「やめることになった」のである。「東西冷戦」の、ないしは「東西熱戦」の危険が、急に世界史に台頭してきた。★わが日本民族にとっては、この東西冷戦の再開は、格別に危機的である。理由はしれたこと。世界の現在の「東西」の巨頭の一方である中国が、至近の距離にあるからだ。そして、いま韓国と日本の間に繰り広げられている対立は、その中国の目の前で行われているからだ。★韓国の文政権は、高麗連合だの高麗連盟だのという発想を露骨に語るが、その背後に透けて見えるのは、韓国が日本と同等以上の政治的、経済的存在感を国際的に示しえないのは不公平だという強い不満であり、北朝鮮と連携する姿でならそういう存在感が示せるのではないかという期待である。★現在あるような日韓対立は、東西冷戦(ないしは熱戦)の発火点になる危険があろう。(事実、かっての南北朝鮮の熱戦は、東西の代理戦争だった。今度は日韓で熱戦して、東西の代理戦争にしようというのかね。)最近このお知らせ欄で、工業化時代に次ぐ人類史の時代「インターネット時代(彼岸の世)」を模索し始めていたが、いま急にあわただしくなった東西冷戦再開は、この「インターネット時代」の世界史的政治・経済史の具体的大事件となる危険を感じる。ちょうどかって工業化時代の端緒をいろどった政治経済史が、16世紀の大航海時代という、西欧が世界をむざんに侵食した時代であったように、そしてイギリス革命、フランス革命、アメリカ独立戦争という大事件が起こった時代だったように。(その経済史的表現は、重商主義時代というに尽きるが。)新時代につらなって現実に世界におこるような政治・経済の歴史も、無視しえない。