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2019-02-09 20:53:00
水道の水が凍るなどという話は、本州の多くの人々には、とうてい真実とは思えないかもしれない。北海道では冬の外気温がマイナス5度を下回るあたりから、そろそろ水道凍結が怪しくなり、マイナス10度より下がってゆくようなときには、大いに剣呑である。うちなんかでも、ある冬、水道の計器が飛んで壊れてしまった。★だいぶ以前になるが、ある年の冬、真夜中の3時ごろに管理下アパートのインド人留学生から電話がかかってきて、「水道が凍結した。業者を呼んだ。ところで、どうしよう」という。恐ろしく高額の修理料金を請求しようとしているという。当時の金で5万円程度。★この留学生は、広告のチラシの入っていた水道業者に真夜中に電話して、水道が凍結した・今すぐ来て、直してほしい・と言ったらしい。そうすると業者は、時間帯による緊急時出動、ということで、非常に割高になった「規定通りの修理料金」を請求することになる。★当方はそれを聞いて、とにかく修理ストップ、と待ったを掛けた。そして現地へ出動した。夜が明けて朝の8時ぐらいの「常識的時間帯」になってから修理を実行させ、1万円程度の修理料にした。★ちらしでよくみかける「有名な業者」なぞに、とんでもない緊急発注など、決してするものではない。★このインド人の事例は、5万円など請求しても本人がとうてい支払えそうもない様子を業者がみてとったので、目こぼしをしてくれたと思う。★こういう事態を一番恐れるがゆえに、「凍結してしまったら、いの一番に、当方に連絡してください」と言っているのだ。まあ、下手な直し方をして水道管を痛めるのを危惧もしているがね。そして何よりも、いざ凍結したときの不自由は、大変なものだからだ。★私どもは、新しい入居者に、12月初旬頃、「水道、水抜き講習会」というのを各人に丁寧に行っている。もちろん無償。★そんな話、いやだな、という人がいたら、水道が決して凍らない高級なアパートに入るか、あるいは北海道の留学生にならないで、沖縄県にでもいらっしゃったらどうか・沖縄国際大学とか。そこへ行けば冬でも寒くない。そのかわり、日本にくるたいていの台風は、ビュンビュンそこへやってくるぞ。★以前道東に来ていた水産業の外国人技能実習生が冬季集団脱走して、西国のほうで見つかったことがある。「なぜ」と聞かれて、「あそこは人間の住むところではない」と言ったとか。しかし、何百万人もの人間が、冬季北海道に住んでいるのだ。