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2019-01-29 08:43:00
雪道の登下校サポートという感想文を書き綴ってきた。しかし、北海道は広い。北海道内の多くの人々は、札幌市除排雪事情を聴くと、ため息をつくかもしれない。ご自分の住んでいる所の状況と、比べてしまうからである。★「へーえ、札幌というところは、たいていの大雪に対して、数時間後に雪かきブルが一斉に何台も出動してきて、車道を除雪し、路端に排雪を積み上げてしまうんだ。」こういう後始末が「童話」としか聞こえない、多くの地域が北海道にはある。★何しろ1月早々大量の運搬車が札幌市内外の雪を、2月初旬の札幌雪祭りのためにかき集めて、セーブしているものね。「きれいな雪」でないと、雪祭りには使えないが。★札幌駅の地下に、大量の雪を集めて、特殊の用途に使う施設が存在している。★そもそも札幌市の主要交通機関である札幌地下鉄南北線と東西線と東豊線は、地下鉄なるがゆえに、除雪しなくとも交通は維持される。それと連動して、札幌市中心部には、「地下街」があって、札幌駅から大通り、大通りから薄野、という主要部を結んでいる。北海道庁も札幌市役所も、「地下街」を経由すれば、地上にほとんど出ないでも着けるぐらいだ。★通学路にしても、札幌市の児童が通う距離は、北海道民の児童の通う距離よりははるかに短く、整っている。北海道全体を見れば、児童生徒の通学路が何キロにもおよび、しかも大変な雪中通路となる地域も稀ではなかろう。★そして、本州でも、新潟、富山、秋田、青森など、日本海側の地方、長野のような内陸の地方など、児童生徒の冬季通学路確保が難問となる土地は、指折り数えるほどあろう。そういう具合に考えれば、札幌市の冬季通学路確保の問題も、ほどほどの節度で取り上げてゆこうということにならざるをえない。★しかし、せっかく中教審が提案してきたこの機会に、みなさんお互いに、地域が冬季、どうやって札幌市の児童生徒の通学路確保をはかるかという問題を、前向きに考えてゆきませんか。