インフォメーション

2018-12-19 09:18:00
2018年12月19日・水曜日・薄曇り・札幌。★今朝までの降雪なく、日中もうまく行けば降雪がないだろう。気温は穏やか。★「未使用スプレー120本噴射、札幌・平岸爆発、密閉店内、一斉に。消臭業務せず廃棄か」道新1頁。驚くべき事件、発生。★12月16日夜、札幌市内の不動産仲介会社大手の一支店「アパマンショップ平岸駅前店」が、除菌消臭用スプレー100本余から噴射した大量のガスに誤って引火させたために、店舗は吹っ飛び、隣接する居酒屋も吹っ飛んだので、居酒屋にいた数十人の顧客が一斉に軽傷にあうという、意外な大事故が起こったばかりである。★しかし、事件の原因調査の過程で、別の意外な大事件が現れてきた。いまテレビなどで、「アパマンショップリーシング北海道」の社長が、この大量の除菌消臭用スプレーの「店としてのありよう、扱い」について説明している。この店の店長は重傷で、出てこない。(ちなみにこの大事故で起きた一人の重傷者とは、この店長のようだ。あと50人ほどの被害者はは、全て軽傷と伝えられている。)★「おどろくべき話」第一。アパマンショップ平岸駅前店は、除菌消臭スプレー缶120本を店内で一斉に全量噴射させて(各缶を噴射させて空にする措置は1本あたり4分間程度で簡単にできるものらしい)、結果的には店内を消臭ガスで充満させ、「作業終了」と店長が店内の湯沸かし器に点火したところで、引火大爆発となったと。(この件では、普通は疑われるプロパンガスの漏れとか爆発とかは起こっていなかった模様である。)店舗が吹っ飛ぶほどの大量消臭スプレー缶ガスの引火爆発というのが、この件の異常の第一。★「驚くべき話」第二。アパマンショップリーシング北海道の支店がなぜに平岸店で100本余ものスプレー缶の単純な一斉処理に及ぶことになったのか、そもそも社内でのスプレー缶がどのような業務上の意味を持っていたのかが、みかたによっては爆発事故とは次元を異にするが、本件爆発事故をはるかに上回る社会的大問題である。これで爆発して吹っ飛ぶものは、たんに一平岸駅前支店ではあるまい。★ことはあらゆる不動産仲介会社に及ぶ。アパマンと同じこのような一種の詐欺行為を、全店あげて、長らく行っていたのではないか、という疑惑である。そこだけとれば、一件当たりの金額は小さい。1本せいぜい1000円の除菌消臭スプレー缶を、1本1万円で、(アパマンの場合は)入居してくる顧客の依頼を得て、これから入居するアパートの1室の、除菌消臭スプレーに用いた(なに、缶のプッシュを押しておけば、自動的に4分で全量噴射する、という程度のいとも手軽な仕事だ)というのだが、この簡単な仕事すらさぼったスプレー缶が100本余も平岸駅前店に溜まってしまって、この会社で1店舗適正在庫量とした60本を超えていたというのだ。まずは過去3年ぐらいにさかのぼって、「代金1万円」を取り立てていた顧客に、各自1万円ないしは9000円、返せ。