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2018-12-11 12:36:00
2018年12月11日・火曜日・うす曇り・札幌。★幸い今日は降雪の様子なし。★このところ、日産事件の様相が急展開中にみえる。そういう「急展開」になるきっかけが、インターネット上で大発展中のさまざまな見解と、情報提供にあるのは、まさに現今の「情報化社会」の現実を示唆するものだ。新聞だけ、テレビだけ、雑誌だけでは、ここまでは考える材料を提供してくれない。★いま目の前で急展開している「ひとつの情報」は、ゴーン氏が日産の西川社長の、「日産の北米での販売体制についての不満、日産の社内検査体制についての不満」から、西川氏を切ろうしていたという指摘だ。(この報道は米国の某誌の指摘だったとおもったが)★こうなると、やれフランスに対する日本の権限の強化だとか、日産社内の人々の頑張りを支援するとか、それはそれでもっともそうな従来の「建前」に何歩も先んじて、西川氏の保身を徹底して図ろうという今回事変の「動機」が目立つことになってしまう。これでは文字どおり「明智光秀による本能寺の変」そのものではないか。西川氏の保身という目的のために、日本の国家社会はかんかん踊りをしていることになる。(いゃ、逆に、日本の国家社会が、西川氏の保身を利用したのかな。フランスの国家社会は、間違いなくそう見るだろうよ。フランスが国破れて惨憺たる状態にあるナポレオン敗戦時に、フランスの国益をいかんなく守ったタレーランという名外交官がいた。こういう話は外交史の本に出てくる。いま相手の国が内乱状態にあるからといって、これをなめていたらだめだよ。こと国家社会の利益となれば、しぶとい国だよ。)