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2018-11-28 11:19:00
2018年11月28日・水曜日・薄曇り・札幌。★「入管法改正案衆院通過」(道新1頁)。この事実上移民政策にかじを切るありようは、政府見解では「入管法一部修正」。ろくな議論もしないうちに、早くも衆院通過。★日産問題。日産・三菱・ルノーの三者会議でのトップはルノーから出ると、すでに明文で規定されている由。ゴーン氏が海外で利用したと言われる住宅などは、日産の孫会社がケイマン諸島にペーパーカンパニーとして存在していて、その会社のもちものなのだという由。ゴーン氏の退職金80億円とかを退職後に支給するという協議書にゴーン氏はサインしていなかった由。いまごろ「事件」の印象を変えかねない詳報がずらずら出てくるとは、いったいどういうことだ。★「経営」とは、「ビジネス」とは、「会社」とは、「取締役」とは、国民的教養自体多岐に分かれている。国民は改めて「善とか悪とか」なにを基準に語るのか、勉強し直さなければならなくなるな。なにしろ「博徒を糾合して常習的に賭博をなす者」が悪人なのか、ビジネスマンなのか、昨今では再定義を必要とするようだから。★ネットをみていると、今回の日産事件。フランス側が今後どういう対応に出るか、というような話題を出している人がいる。そーいうことをいうんなら、ビジネスとも経営とも違う話だが、フランスの国民性ということも考慮に置かれたら良い。デューマ作『モンテクリスト伯』というのがあって、ナポレオン時代にエドモンド・ダンテスという青年が冤罪に会った復讐を徹底的に行うという物語。もうひとつあるな。世紀転換期に起こったドレフユス事件という冤罪事件。ドイツのスパイと疑われたドレフユスとその近親者が徹底的に疑いを晴らそうとする話。これはフランス社会を挙げての出来事となった。★わたしの言わんとする点。フランス人とはこのように執念深い人々である。とくに事柄が国家社会にかかわるところ大となれば、いつまでも徹底して粘るであろう。簡単にあきらめる我が国のような仏教国とは違うだろうよ。