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2018-10-18 10:41:00
2018年10月18日・木曜日・晴れ・札幌。★道新32頁。「美瑛宿泊3千円補助。ふつこう割対象外小規模施設を応援」。北海道震災による観光の落ち込みにたいして特別の補助を政府・北海道がおこなうという「ふっこう割」は、10月1日からインターネットでいくつかの旅行会社を指定して始まった。従来この売り出しは好調と伝えられる。今日からは旅行会社店頭での「ふつこう割」販売も始まるという(道新1頁)。ところがこの「ふっこう割」、知名度のある大型旅館、ホテルに紹介が集まるのはこの販売の仕方からも当然。(わたしはこの「お知らせ」で「拙速でよい。早く実弾を放り込んでください」と書いた。したがってそうなること自体にはケチは付けない。)記事は言う。ペンションや民泊は、「ふつこう割が旅行会社や旅行サイトでのみ扱うので、割引対象にならない施設が多く、ふっこう割の対象ではないと伝えると宿泊を取りやめるケースも多い」。いきおいこういうことになってしまうだろう。そこで北海道上川管内美瑛町は、ペンションや民泊も含めて、町内宿泊者に1泊3千円の補助をつけることにしたというのだ。どういう扱いになるかは、泊まりたい民泊に直接電話して「どうすればいいか」聞けばしかるべく指示してくれるだろう(手順がすこし面倒だからだ)。いまのところこれをするのは道内では美瑛町だけだという。一体地方自治体ほど旅館業者・ホテル業者の発言力が強力なので、敵役の民宿などを助ける財政措置など思いもよらない。そこへゆくとこの美瑛町は、美瑛町観光協会に加盟する55施設のうち旅館・ホテル業者は6施設のみで、圧倒的に10人以内の個人的零細施設が多い。それがこういう「例外」を出している背景にある。★気にかかることがあればその施設に直接電話してきいてみるのが早いだろう。