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2018-10-09 11:12:00
2018年10月9日・火曜日・曇・札幌。★北海道の地震に「異例」が生じたのか。★昨8日深夜(午後十時ちょっと前)札幌市東区元町に震度4、白石区北郷に震度3、北区新琴似に震度3の地震が起こった。この時震源地は胆振地方中東部、深さ30キロ、マグニチュード4.4、21時54分とされる。震源地近い厚真町鹿沼では震度3で、このとき各地の震度分布が出ていたが、苫小牧東部各地の震度は低く、札幌市の元町、北郷、新琴似の震度の高さが目立つ。★この異例の「逆転現象」に関心を持ったツイートがこの「北海道で震度4の地震発生」(ヤフーウエザーニュース)という記事に対して地震後すぐに殺到、地震後4時間で3百を超えるツイートとなった。この「異例」についての懸念を示すものである。★この300通を超すツイートは一種の「集団知」であろう。最大の懸念は、胆振中東部地震は「石狩平野東縁断層」のような近接活断層を刺激して、そちらの断層に震源を誘発したのではないかという懸念である。2010年に清田区に地震が起こっていたという連想もある。★この「お知らせ」で数日前に道民雑誌『財界さっぽろ』10月号巻頭の特集記事に注意を喚起したが、その10ページに載っている「月寒断層」は、南は清田区の白旗山から、白石区、東区、北区(の東部分)をカバーして北は石狩当別南部に達する。ここに地震の主力が移転することがあれば、いっそうの大事である。★もっともこのツイート群の「集団知」のなかには、「震度が深いところで起こった地震は、遠隔地で強い地震を起こす場合もあるのではないか」というツイートもある。★それから、9.6地震の場合もこの10.8の場合も、前日に台風があったという点が共通だ、という指摘もあった。★いずれにせよ、状況を注意深く見守る必要がある。★ところで、「北海道厚真町で震度4、津波の心配なし」(ヤフーニュース、レスキューナウ。)が9日朝2時50分に配信された。震度4は厚真町鹿沼、その付近にも震度3の地震が起こり、札幌市東区元町だけ特記されて震度3と。震源地胆振地方中東部、震源の深さ30キロ、地震規模は4.2と推定されると。この10.9朝2.50の地震と10.8深夜21.54の地震は「別の地震」と思われるが、後からの地震報知が前の地震の「異例」にひとこと挨拶あってしかるべきと思う。さもないと、後の報知は前の報知の「深刻さ」をカバーアップする作為を疑われるぞ。★道新は今朝は休刊だとかで配達されていない。市民のしかるべき懸念に、当局はよろしく対応されよ。個々の市民はどちらにせよ普段の生活で注意を怠らぬようにするしかない。