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2018-09-17 10:04:00
2018年9月17日・月曜日・晴れ・札幌。★日本ハム対オリックス。札幌ドーム。午後1時。ラジオHBC、SТV。★以前この「お知らせ」9月12日に、野村克也『弱者の兵法』アスペクト文庫、2011年についてのコメントを書いた。野村さんのデータを重視し、データに基づいて戦術を決め、豊富な練習量で培った組織力で試合することで、個人の体力の弱さを補うという「弱者の野球」を野球に本来の戦い方として主張しておられることを見た。野村さんのいうこの「弱者の野球」は、日本ハムの監督である栗山さんの本『覚悟』KKベストセラーズ、2012年、にみられ、かつ普段の日本ハムの戦い方にうかがえる栗山さんの野球を理解する助けになりはしないかと、9月12日に書いた。今日はその続きとして、この野村著第1章「プロフェッショナルとは何か」についてコメントしたい。野村さんの思う野球の正道は、ただ勝った負けたで面白がるスポーツではない。「一球ごとに生じる攻撃側と守備側のせめぎあいや心理戦、監督の采配の妙といったところに野球のほんとうの楽しさ、奥深さがあるのにもかかわらず、ただホームランやヒット、三振といった目に見えるものだけを追い求め、どっちが勝った、負けたと一喜一憂している」(同書53頁)。ああ、ここから、野村さんの口癖「野球とは筋書きのないドラマですよ」というセリフがでてくるわけですね。これは日本古来の剣道や柔道にも通じる「正道」ですね。であれば、試合を支える選手たちの心構えについて、野村さんの苦言が避けられないことになる。ちやんとした人間としてプレーしろという叱正が飛ぶ。茶髪とか長髪とかひげとか、もってのほかであろう。練習だからとТシャツでてできたり、ちんたらちんたら練習するなど、もってのほか。(かつてのイチローも批判されている。)うちの家内は、喝采しそうだ。選手が子供の見本になれなくてどうするかとね。「プロ(選手)とはなにか」はかなり厳しく、もっといろいろのことが書かれているが、このへんにしておく。ただ、現日本ハムの選手たち、必ずしも及第点はつかなくなる。みなさん何しろ簡単に休むものですから。