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2018-08-25 14:23:00
久野譜也『大腿筋を鍛えなさい』飛鳥新社、2014年、1111円★
私はこれまで「足腰の力を鍛え維持する」工夫は、もっぱら「ウオーキング」によるものとばかり思っていた。「1日1万歩のウオーキングノルマ」というやつである。ところがこの本はそれでは話の半分に過ぎないという。ではなにが足りないか。『大腿筋を鍛えなさい』というのである。
★大腿筋とはなにかというと、この本の巻頭にイラストが出ているが、背骨と腰(特に太もも)を結ぶ筋肉で、左側と右側がある。人間が直立・歩行するようになつて、特に発達した筋肉である。
★この大腿筋という筋肉をストレッチ運動によって「整える」努力を忘れるな、と久野先生は提言しておられる。まことにもっともな提言だと思う。
★で、どんなストレッチ運動を、誰にも容易にできそうなものとして提言しておられるかというと、それがこの本の第3章「これだけで10歳若返る5つの運動」である。文章で特徴を描くが文章では要を得まい。ぜひこの本を買いなさい。すべてイスひとつを使って行うストレッチ。いずれもゆっくりした動作でおこなうこと。
☆第1ストレッチ つかまりスクワット。まるでイスにぶら下がるような運動。膝の高さまでまで腰を沈ませる。一度に10回ないしは30回。
☆第2ストレッチ 座って膝伸ばし運動。左右の足を交互に伸ばし、おろす。一度に10回ずつないしは30回ずつ。
☆第3ストレッチ 座って、太腿上げ運動。。右5回左5回で1セット。これを1セットから3セットまで。
☆第4ストレッチ 足の前後運動。「片足の膝を曲げて、前へぐっと大きく引き上げる」、そして「上げた足を後ろへ大きく引き膝を伸ばす」。右5回左5回で1セット。これを1セットから3セットまで。
☆第5ストレッチ 足の左右運動。イスの後ろに立ち、片方の足を真横にゆっくり上げ、ゆっくり下げる。右5回左5回で1セット。これを1セットから3セットまで。★
1セットは初級、2セットは中級、3セットは上級といつている。だから最初は「初級」と考えたらいいのではないか。
これを1日3種類程度(3種類全部で15分くらいだろうという)やるくらいで十分だと。著者がこの5種類の中でもっとも重んじているのは、第1ストレッチである。
これがよさそうだと思ったら、この本を買ったらいいでしょう。アイランドコーポの住民なら、メールで一声けて下さい。101号室でご説明します。