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2018-08-19 22:47:00
最近、私の借家のAさんから電話。賃料振込先「三菱東京UFJ銀行が行名を三菱UFJ銀行に変更したことを知らないで、旧行名で振り込もうとして2か月不調に終わった。今回気が付いて送金できたが、そのため1か月分の入金が遅れてすみません。」★これは貸主の私のほうが恐縮する話。私も最近はこの銀行との入出金がなかった。そして、私も行名変更を知らなかった。★銀行に問い合わせて、旧行名でも6月までは従来通りの行名でも取引できたが、6月をもって旧行名ではできなくなったと知った。★取引している者がふだんその銀行の店舗に行っていれば、こういうことはまず起こりにくい。普段その銀行の口座に、別の銀行から振り込んでいる場合に、こういうトラブルになる。行名変更は、その銀行自体の店頭では、盛んに周知徹底をはかる掲示をしているだろうからである。★それにしてもこの「日本一」の大銀行、ここいらへんでは、札幌市大通りに1支店あるきりだ。預金者本人ですら、その1支店の店頭に行くのが大変だ。★昔アパートを買って「アパートローン」を東京三菱銀行札幌支店から受けた。そのご縁を重んじてささやかな取引を継続してきた。★インターネットバンキングにしてその銀行との取引をしていた時期もあったが、どうもネットでの使い勝手がよくない。また、ネットなるが故のいろいろの不安がぬぐいがたい。(今は詳論しない)それで、東京三菱銀行のネットバンキングはやめた。★たとえば、ひとつの問題点。ネットバンキングの取引経過では、税務申告の資料としての証明力がない。通帳ならそこに印刷される取引経過が税務資料たりうる。しかし銀行支店で比較的に短いインターバルで「記帳」しないと、ある取引期間だけが「一括」されてその期間の内容が表示されない。ネットバンキング時代にもこれを避けるためにわざわざ年間の記帳を郵便で報告してもらっていた(これが有料なのだ)。確かに「キャッシュカード」を使えば、他店店頭でも預金の出入はできる。しかし記帳はできない。★たしかに今のような低金利時代、銀行は支店を構えることが、そしてATMを設置していることも、業務コストに耐えがたいのかもしれない。だが支店を削り、ATMすら削り、「ネットバンキングがあるではないか」という発想は、大いに慎重にお願いしたいよ。★現状で支店を減らし、ATMを減らし、それで「国民的銀行」だと考えておられるのなら、わずかの取引先ではあろうが、当方から取引を辞退させていただくことにしたい。★ご存知かな。日本が戦後の大インフレに悩んでいた時期に、国民の銀行預金伸び率は立派に維持されていた。インフレによって資金の価値がめべりするのに、である。戦後の大変な時代に国民が銀行を信頼して銀行預金していたことは、日本の戦後の経済発展を支える強力な援護射撃であった。百年かかって築かれた信頼を、いまのエリートたちは、数年で壊そうとしている。