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2018-06-13 17:07:00
大げさというなかれ。昨日の米朝会議の結果は、日本とって憂うべき状況を現出することになったと思わぬか。800年前の日本史との類推でいうと、「元寇」の危機だ。★そもそも、対ロシアと、対北朝鮮と、この二つの「第二次大戦後の後始末」が同時に問題になるような外交的ヘマを、日本は極力避けるべきだった。★ロシアと北朝鮮と、中国と韓国が、日本の第2次大戦後の後始末についてはっきりと共同歩調をとってきたらどうする?これが次に避けるべき局面だろう。★しかも、日本の外交について、もっともあてにしてよい米国は、トランプ米国になってから、どうもあてにならなくなってきた。「費用を負担せよ」の一点張りだ。これが「友邦」か。★先進諸国、このまえ会合したG6諸国は、この前、日本が基本的利害を共にすると期待していたろうが、日本の立ち居振る舞いは、どう見てもそう積極的とは見えない。これでG6諸国が日本の友人になることだけを、日本が 期待するのは、虫が良すぎる。★そうすると、日本は、どこに「友邦」を求めたらいいのか。私の脳裏に浮かぶのは、マレーシヤのマハティール氏ぐらいのものだよ。★マハティール氏は、米朝会談の最中に来日していた。どんな言動をしていたか。中国がマレーシア内陸からシンガポールにつなごうという鉄道・例の中国の「海のシルクロード」の一環としての鉄道に、反対していると言いに来た。日本を「友邦」にしたいのである。単純にマハティールの言うとおりにできるかどうかは別として、マハティール氏の友好の志を無にしないことだ。★日本が朝野とも感覚が悪くて察していないことでも、日本をとりまく諸国は敏感に察知し、利用しようとしている。韓国の徴用工・少女像だって、そう思ってよい。★わが朝野、****を締め直して、現実を直視しようではないか。100点の解答でなくともよい。50点でもよい。50点でもいいよ。★わが外交、いまのままでは、だめだよ。