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2018-06-13 13:41:00
2018年6月13日・水曜日・曇り・札幌。★日本ハム対阪神戦。札幌ドーム。午後6時。テレビHТB、BS朝日。ラジオHBC、SТV。★北海道新聞、本日号。米朝会談が朝鮮半島完全非核化として第1歩を踏み出した、と会議の意義は評価したものの、たいへん大幅の紙幅をとったものの、それ以上の内容はほとんどない。会議そのものが、その意義を伝えようとすれば、このように中身のないものだったということだろう。(こんなものにシンガポール政府は16億円もかけたというのか。それじゃ板門店あたりでやっておけばよかったのに。)私のつぶやきは既にさっき書いておいた。★しかし道新は2頁に、「周辺関係国の反応」として、ありうべき将来をまとめている。これは参考になったから、要点を示しておく。中国は、すぐ中朝会談を開こうするだろう、と。ロシアは多国間交渉を狙うだろう、と。特に、9月に極東ウラジオで開く経済シンポジウムに関係国を呼び集めるだろう、と。韓国は、米朝間合意をすいしんするために、北と共に歩むだろう、と。特に、朝鮮戦争遺骨収集事業を米国とともに推進するだろう、と。結局「関係周辺国」には日本は含まれないのである。★日本はどうなる。道新も具体的なことは何も言っていない。「今後日朝二国間交渉が必要だ」という包括的大方針は誰が考えてもそうなるが、具体的に、いつまでに、誰が、なにをするのかは、誰も確たることは言えない。武力を強化し、戦闘行為も恐れず、強圧力を強めつつ、対応するのか、柔軟に、機微の間を縫って、徹底平和裏に、カネを出し惜しまずに交渉するか。これは両極端で、どちらも変だろう。じゃあどうするの。★結局、朝鮮半島核全廃を段階的に推進しつつ、朝鮮戦争休戦から戦争終結へ、そして講和による両国の平和関係へ(それは両国の融和を推進しつつ行われるのだろう)。この4月の南北会談の現実的ありようが、大筋で今回の米朝会談で裏打ちされたということか。局面のシフトが追認されて、これがメインストリームであることがはっきりした。そうすると、いずれありうべき統一朝鮮に、日本は改めて国交樹立という挨拶をせねばならないことになる。日本はサンフランシスコ講和条約で、冷戦当時の米国側とは国交回復したが、ソ連側とはねじれていた。この後遺症はまだ回復されていないのである。日本とロシア。日本と北朝鮮。法的にはこの二つの関係は、「第2次大戦、継続中」なのである。韓国は日韓平和条約は成った。しかし不協和音が聞こえる。第2次世界大戦の法的終結は、我が国にとって、まだ終わっていない、と考えるべきだ。これはほかの国にはない我が国固有の特徴である。(比べたくはないが、かつての我が盟邦ドイツ国は、東ドイツを平和裏にすでに吸収合併し、今はかつての東ドイツ出身の政治家メルケル女史が、EUきってのこわもて政治家として、カナダでトランプ氏をたしなめたりしているではないか。少しはかつての偉大なる盟邦に見習おう。ドイツ国敗戦後の政治手腕、あっぱれ。(これでこそ、ドイッチュラント、ユーバー、アレツだね。いや、これは失言。)