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2018-05-01 21:34:00
この生まれたばかりのフレッシュな国家が、当面に対抗勢力とみなすのは、言わずと知れた日本であろう。この新国家には、北に100万、南に100万、200万の軍勢がおり、これが徴兵制で強力な軍隊だ。日本の兵力の差し当たって8倍はおろう。ここと日本が戦うほど愚かなことはないよ。日本の外交力でもなんでも使って、新朝鮮の大軍縮をお願いすることだな。戦争には大義名分がある。新朝鮮が成ってしまうと、今度は日本が、かっての北朝鮮が被っていたような、「何を考えて運営しているのかわからぬ、得体のしれない国家」という評判を、国際的に一手に引き受けることになるかもしれないよ。新朝鮮はなにしろ「朝鮮半島平和」、「朝鮮半島完全核全廃」が「売り」になっている国家だ。日本列島完全核全廃。潜在的核武装も一切認めないという批評がやがて日本に向かうのは知れたこと。ウラン保有はもとより、原子力発電を早々とやめておくんだね。国際的批評の目が「北朝鮮」ではなくて、日本に向かうのは時間の問題である。どうぞこういう戦闘を為政者は日本の若い世代にさせないでほしい。★もともと日本には平和憲法、なかんずく日本国憲法第9条という素晴らしく理想的な「非戦の法秩序」が存在したはずだった。これを文字通り新朝鮮にかざして、「アジア平和の道を共に歩もう」と訴えるはずのところである。その憲法第9条を、日本は現在見るも聞くも無残な政争の具にしている。5月1日。こういうことを改めて考えてもいいのではないか。いま日本で当たり前のように考えているような国家秩序で、軍事的に新朝鮮に対抗できるかね。さもないと、「少女の像」だの「徴用工の像」だのを朝鮮大使館の前に建てようと日本人が運動する日が来るかもしれぬ。★南北朝鮮共同宣言。その雄図を高く評価する。他方、ここに起こるパラダイムチェンジは、日本に必ずや新しい運命を迫る者でもあろう。それが見えなきゃ、われらは極楽とんぼではあるまいか。★もともと日本と朝鮮は、片や海洋国家、片や海洋的大陸国家だが、背中合わせに隣り合っていて、相携えてアジアの平和的発展に尽くす立場にある。しかし「近親憎悪」が激しく、相携えるのが難しい場合が多々ある。いま隣国に起こっている国家的大変革を、最大限の緊張をもって見守るときであろう。