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2018-05-01 11:12:00
さる4月27日の南北朝鮮、平和宣言。50年間に一度といってよい快挙である。南北朝鮮非核宣言と、それに合わせて推進する南北朝鮮平和的融合宣言。★この快挙が、米国トランプ大統領による、武力制裁もほのめかした、北朝鮮の核完全撤廃申し入れに、後押しされてのものだったのは確かだ。だが南北両首脳の会談によって南北朝鮮非核宣言が南北朝鮮平和的融合宣言と重なるものであることが明瞭になると、たんなる非核宣言を超えた大きな感動を国際社会に呼び起こした。この快挙について朝鮮南北首脳にノーベル平和賞を与えようという世論である。この快挙がトランプ米国の後押しがあって起こったことを考慮してトランプ大統領にもノーベル平和賞を与えていいのではないかという世論も起こった。米国歴代大統領のなかでもこれほどの機会が与えられた人はそうざらにはいない。トランプ氏とその支持者が喜ぶのも当然だ。★核兵器全廃といっても、その徹底した検証はほとんど不可能だと思うが、しかし南北朝鮮が平和的に融和して新朝鮮を建国するのであれば、新朝鮮の国際公約として核全廃を実行するほうがはるかに徹底していると思う。着眼が当初より一つずれ、そして一層確かになったと考えられないか。★米朝首脳会談で、この南北朝鮮平和宣言を一層確かにする決定的前進があれば、トランプ氏もまちがいなくノーベル平和賞受賞者だ。★南北朝鮮平和的統一は、今後アジアの国際平和の中心となるだろう。今日の5月1日は、メーデーだが、「アジア平和の日」という意味付けをもって、その歴史性を祝いたいものだ。